センスという言葉は日常でよく聞く言葉で、ビジネスの世界でもビジネスセンスという言葉がよく使われます。
センスとは直訳、感覚という意味です。
では、あなたは部下に、ビジネスセンスを教えてください!と言われて「ビジネスの感覚」を教えることができるでしょうか?
ほとんどの人が教えることができないと思います。
感覚だからこそ、教えるのが難しいものです。
ビジネスセンスを身につけるためのマニュアルも作りにくいし、センスがある人からしたら、センスがない人のことが理解できません。
目次
ビジネスセンスがないと100%勝てない
現在、WEB上に約130兆のWEBページがあると言われています。
こんなにも多くのWEBページがある中なので、あなたの発信する情報はほとんど人に届きません。
ビジネスセンスがないと数ある情報の中で目立つことができないのです。
トップ営業マンと普通の営業マン、売っているものは同じだし、広告手法も同じなのに成果が出る人とでない人がいます。
これがビジネスセンスです。センスがある人とない人の違いです。
この、ビジネスにおいて絶対的に必要なビジネスセンスを竹花さんが講義をしてくれています。
ものすごい有益でものすごくためになりました。
そんな、絶対に必要なビジネスセンスのアウトプットです。
想像を伝える
まず、センスがないとは、感覚を刺激するスキルがないということです。
二人の店員が唐揚げの告知をしています。
・唐揚げ現在100円です。是非お買い求めください!
・ジューシーで揚げたての唐揚げ、今なら100円です!
どちらがあなたの感覚を刺激しましたか?後者ですよね。
感覚を刺激された方が買う確率が上がり、それがさらに大きな売り上げへと繋がります。
これは別名、見えないものを見せるスキルとも言います。
目に見えているものをA、想像されるものをBとすると、Bを見せる(想像させる)スキル、それがビジネスセンスです。
脳内で揚げたてでジューシーな唐揚げを想像させる。
これは感覚を刺激させて感覚で情報を伝達していますよね。
このことからもわかるように、物事は正直に伝えてはいけません。
正直に伝えたことからはなかなか情報は入ってこないのです。
何かを伝えたいのであれば、共感を伝えることが大事です。
唐揚げ現在100円です!是非お買い求めください! | 感覚刺激なし | 売れない |
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TSA Thinking
この感覚を刺激するスキルを身につける手段として、TSA thinking(two step ahead)という考え方があります。
これは、2個先を考えろ!というものです。例を見てみましょう。
唐辛子屋さんが唐辛子を売りたいけど、どんなキャッチフレーズをつけようか考えます。
お客さんが唐辛子を見て辛そうだなーと想像していることは簡単に予想がつきます。
じゃあキャッチフレーズは「激辛唐辛子!
でも、これだったら普通すぎますよね?
この発想は簡単にお客さんはできるだろうし、何より脳に刺激が与えられていません。これでは1つ先までしか考えられていません。
しかし、「汗が滝になるダイエット唐辛子」
これはどうでしょうか?
汗が滝になる?ダイエットになるくらい汗をかくの?
脳内で発火が起きています。感覚が刺激されています。これが2つ先を考えるTSA thinkingです。
社会の共通のイメージで比喩的に持ってくるとうまく伝えることができ、印象に残る商品となります。想像での理解(比喩化)をさせることはとても大切です。
「激辛唐辛子」 | 普通 |
「汗が滝になるダイエット唐辛子」 | 脳内発火!印象に残る。 |
おばあちゃんでもわかるマーケティング
あなたはある企業に、あるマーケティングのサービスを売りに行きます。
しかし、営業に行くと「マーケティング?なんか難しそうだな。」と最初はこんなイメージを持たれてしまうでしょう。
人はお金を払うことに対して、初めは必ずネガティブなイメージが先行すると言われています。
なので、これは、当たり前の反応です。買わない理由を探してネガティブな思考になるのです。
人は必ずネガティブなイメージから入るので、ポジティブな要素を与えないとどんなもでも売れません。
「難しい」というイメージの反対をしっかりと伝えないと受け入れてもらうことはできないのです。
この後、普通の人は「簡単なマーケティング」「シンプルマーケティング」といったような単縦な反対を想像すると思います。
しかし、これではビジネスセンスに欠けてしまい、脳内に刺激を与えることが出来ません。
2つ先を考えて刺激を与えるために「おばあちゃんでもわかるマーケティング」ではどうでしょう。
おばあちゃんという言葉から機械に疎い人でも、簡単にわかるということが想像できます。
今の時代ものを買うとき、必ず他のお店の商品と比較をして買われるので、ものをその場ですぐに買われることは難しいです。
しかし、脳内に刺激を与えて相手の印象に強く残すことができていれば、その場で買わなくても後から必ず連絡がきます。
相手の印象に強く残らないと、すぐに忘れられて比較対象にもなりませんが、脳内を刺激できていれば相手の中に必ず残っています。
「簡単なマーケティング」 | 普通 |
「おばあちゃんでもわかるマーケティング」 | 脳内発火!印象に残る。 |
2歩先を考えるためのVCIM
VCIMとは
Visual image | V 商品サービスの言語化 |
Common imagination | C 何を想像しているか |
Improprement message | I 解決、改善の言語化 |
Metabolical message | M 共通認識に変換 |
これを先ほどのマーケティングの例で当てはめてみます
V | マーケティング |
C | 難しい |
I | 簡単なマーケティング |
M | おばあちゃんでもわかる |
このようになります。この場合、他に「簡単」の言い回しがないか考えることが必要です。
「簡単」→「おばあちゃんでもわかる」
まとめ
営業でも、YOUTUBEのサムネイルでも、ブログのタイトルでも、この考え方を取り入れることで相手に注目を与えることができます。
少しの工夫であなたの言葉や商品は違った印象を待たれ、それが契約獲得や認知につながっていきます。
この2歩先を考えて脳を刺激させるスキルを身につけることで、ビジネスセンスを持った無敵のビジネスマンになることができます!
・ビジネスセンスがないと100パーセント勝てない |
・物事は正直に伝えず、感覚で伝達する |
・2つ先を考えるTSA thinkingで想像で理解させる |
・相手脳内に刺激を与えて印象に残す |