価格競争は終わりの始まり「〇〇して他社と差をつけろ!」【week8】

ブランディングをできていない企業の商品は、どんなに良い物でも売れません。ブランディングをしっかりとすることで他社との差を作り出すことができます。

例えば美容院では、カットに1万円かかるところもあれば千円でカットできるところもあります。この9千円の差をどうやって作り出すかがブランディングのスキルです。

そもそもブランディングとは?

ブランディングも含めて、よく聞くマーケティング、広告、PR、についても把握しておきましょう。

相手に「好きよ」と言わせるのがブランディングです。これができていると、マーケティングも広告もPRにかける時間もコストも削減できます。

こんな例があります。

何もしていないAさんのままでは結果は出ません。自分のブランディングをしてA’さんになれれば結果は出ます。これがブランディングです。

ブランディングの種類

4つに分けて考えることができます。

ブランディングないと倒産

現在の世の中、設立してから5年間つずく企業は1パーセントもないと言われています。このほとんど倒産してしまう中、生き残っていくのには、ブランディングが絶対条件です。

よくある他社との価格競争はしてはいけません、悪循環に陥り倒産につながってしまいます。

価格競争が始まると悪い流れから脱出することはなかなかできません。このようにして多くの企業は潰れていってしまいます。

コーポレートブランディング

競合は把握はしますが、競合を作ってはいけません。

コーポレートブランディングでは、〇〇だが〇〇ではないという考え方が重要です。

〇〇専門店や〇〇特化型などは良いブランディングができた会社です。

Googleを例に見てみると面白いですよね、Googleの収益の90%は広告収入で実は広告会社なのです。

広告業界の中で競合を作ってしまうとCMやチラシ、看板と並んで価格競争に巻き込まれてしまいます。

プロダクトブランディング

あなたは、あるホテルのマネージャーで、コーヒーの販売をすることになりました。

販売にあたって価格についてアンケートを取ったところ、このような結果になりました。

コーヒー1杯を提供するのに、人件費や仕入原価などで300円かかります。

アンケート結果と上記のデータから、一杯いくらで売るべきでしょうか?

まずは分かっている、500円だったら100人、1500人だったら0人の情報からその間のデータを出していきます。

ここから各売り上げ、コスト、利益を出していきます。

この表を作ると簡単にどの値段が適正かがわかります。

ここで注意しなくてはいけないのは、一番注目するところは利益です。売り上げや購買数の数字に騙されてはいけません。

商売で一番大事なことは、利益を残すことです。購買数や売り上げにとらわれていると、なんとなく価格設定をして、なんとなく利益が残らなくなってしまって、なんとなく店が潰れてしまいます。

大事なのは利益です。しっかりと表を作って計算をして、価格の適性を見極めましょう。

ビジネスの醍醐味

価格設定を考えるときに適正価格がわかったら、その商品にどんな付加価値(サービス)をつけたら、価格を上げても購入されるかを考えてみましょう。

このコーヒーの例だと、1000円の適正に対して、それより利益が残らない500円と750円は切り捨てます。そして、1000円で売ることを軸に考えながら、1250円、1500円と値上げをしても買ってもらえる付加価値を考えましょう。

このように付加価値でどこまでお客さんを満足させることができるか挑戦していくことがビジネスの楽しいところであり、やりがいです。挑戦していきましょう!

コーヒーの相場は500円ですが、相場は相場であり参考にしかなりません。

1500円に設定するのであればその差額1000円分の付加価値をつけましょう。

付加価値にはこのような3種類があります。

例)

・タンブラーでコーヒーを頼むと1日おかわり無料

・コーヒーを頼むと、サンドウィッチもついてくる

・店内は全席ソファー席Wi-Fi完備

マーケティングブランディング

1杯500円のスターバックスのコーヒーと1杯100円のマクドナルドのコーヒーがありますが、なぜ多くの人がスターバックスのコーヒを買うのでしょうか。

ブランディングができている、ステータスがある、確かにその事実もあります。

しかし、答えはフランチャイズかフランチャイズではないかの違いを考えると理解できます。

マクドナルドのオーナーは、価格を調整して儲けたいけど、ハンバーガの値段は変えられないので、店の回転数をあげようと考えます。そこで席数を増やしますが、その結果1人の席のスペースは非常に狭くなります。なので、コーヒーは100円ではないと売れません。

スターバックスは全て直営店のため儲けよりも、お客さんにゆっくりくつろいでもらうことを第一に考えます。そのため座席数は少なめですが、ソファ席があるなど、ゆったりとくつろぐことが出来ます。そのため500円のコーヒーが多く売れまるのです。

商品自体の価格を考えることも大事ですが、その前に営業の形態などから、価格が決められてくる背景も理解しておくことが必要です。

セールスブランディング

商品を売りたければ、PRしてはいけません。YAMAHAのピアノ教室戦略の例があります。

ピアノは高価なものなのでなかなか売れません。そこでピアノ教室を開いて習わせることで、生徒にピアノを必要とさせます。すると、勝手にピアノを買ってくれます。ここにピアノのPRは必要ありません。

このような一歩前の売り方のブランディングもとても重要です。

まとめ

冒頭に書いた、商品を売りければ商品は売るなという意味が少しは理解できたでしょうか?

これがわかると、商品そのものやサービスそのものだけに価値を出して、営業をしているお店が少ないことに気づくと思います。どれだけお客を満足させられるかに重点を置いて価格を設定しています。言い換えると、付加価値でどれだけ満足してもらえるかが大事です。

ここにアイデアを使って、唯一無二の存在になれれば、顧客は増え、儲けることが出来ます。

ブランディングを制して商売を制しましょう!

・相手に「あなたが好きよ」と言われるのがブランディング
・価格競争はNG
・競合を把握するが、競合を作ってはいけない
・売上ではなく、利益を残す
・相場との価格の差は付加価値で勝負
・営業形態で目指している形が見える
・商品を売りたかったらPRせずに一歩手前の工夫をする

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