投資で配当を得て生活をしていくためには順序があるという話を前回しました。今の所得の中から生活費を除いた分を投資に回し、その投資から得た配当を更に投資をしていくことで配当で生活できるようになるフェーズに進んでいきます。
よくSNSなどで見かける「お釣りで投資を始める」「月々1万円から株式投資」などでは確実に失敗します。月に30万円の安定した配当を得るためには約1億2千万は必要と言われています。少額で投資して気になっていても全て手数料として抜かれているのです。
投資で生活できるようになるためには多額の投資が必要です。その1歩目としてキャッシュインカム(投資の資金)を作ることから始めましょう。
この記事から学べること ・人間にとって環境とは ・意識高い系の分類 ・こんな人には要注意! ・お金持ちと時間持ちとは |
目次
人は環境に染まる
投資を始めるにあたって、自己投資をしてスキルや知識を身につける重要性については前回学びました。しかし、お金を生み出す事業投資や経済投資はもう少し先です。
自己投資と並んでもう一つ重要なことがあります。それは「人脈」です。言い換えると、どんな人と深く関わっていくかということです。「人間は環境の子である」という言葉があるように関わる人によって人が作られると言っても過言ではありません。
「バンドワゴン効果」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
選挙で政治に関して知識がない人たちが周りがAに投票する人が多いと、Aに投票してしまうという人間は周りに流されやすく判断を自分でできなくなってしまうことを表したものです。これも環境に染まってしまう1つの例です。
- 恋人と同じ趣味を持つようになった
- 恨みがないのに悪口に同調した
- 親や先生周りの友達が大学に行くから自分も行った
このような経験は誰しもあるはずです。人は人によって作られます。それだけどんな人と関わって事業や投資を進めていくのかは大事になります。
周りに流されないことと自分の周りをしっかりとした人で固めるという1つのスキルを今回学んでいきます。
「周りがそこが良いと言ったからそこにお店を出した」と周りに流されていると確実に事業は失敗してしまいます。世の中には色々な人がいます。自分の努力も周りによって台無しになってしまうこともあるでしょう。そうならないためにもしっかりと「人を見る目」を養っていきましょう。
意識高い系には気をつけろ
事業を始めると周りに言うと必ず反対してくる人がいるでしょう。妻や両親、先生、会社の同僚などたくさんの人が反対してきます。
家族や身内などは「失敗したら大変になってしまう」と善意で挑戦を否定することが多いですが、会社の同僚や友達などは「ドリームキラー」です。あなたに成功して欲しくなく、成功した自分よりも出世やお金持ちになることを恐れているのです。
このようにビジネスに対して否定的な人と共に過ごすよりは「ビジネスで成功したい」「そのために勉強して行動をしている」と言った意識の高い人と過ごす方がもちろん良いでしょう。
しかし、意識が高い人もその中でいくつかに分かれます。意識が高くても自分にとってマイナスになるような人も実際にいるのです。
- キラキラ系(外見)
- ナヨナヨ系(内面)
- コツコツ系(行動)
意識が高い人は沢山います。しかし、高級品で着飾ることなく、モチベーションが上がって成長した気になるわけでもなく、行動をし続けている人が成功を収めている確率が高いと言われています。
外見や外面ばかり気にしている人、意識高い発言ばかりで本質が追えていない人とは距離を置いてコツコツと行動をしている人で固めることが成功につながる確率を上げることでしょう。
こんな人には要注意
世の中に出回っているネットビジネスや情報商材でこのような文句はよく耳にしますよね。SNSのDMで知らない人からいきなりこのようなメッセージが届くこともあります。
- 誰でも稼げる
- 在宅副業
- 高額報酬
- 1分1万円
このような文句で誘ってくる人には注意が必要です。世の中にこんな簡単に稼げるものなどありません。本当に存在するとするならば誰しもがやっているはずです。これらのような言葉を目にしたら一度止まって冷静に判断をしましょう。
- 自分の話ばかりする
- 話が理解できない
- 収入をやたら強調する
- 現金払いである
- 知り合いを強調する
- 時間にルーズ
- 連絡がマメではない
このようなことが当てはまる人にも注意が必要です。「こんなの偏見だ!」と言う意見もありますが、このような人と一緒にいてシンプルに気分を害しますよね。1人の人間としてどうなんだろうと思ってしまいます。
「高額収入」「簡単に稼げる」など魅力的な言葉が連なっていると飛びつきたくなるのが人間です。しかし、冷静に考えて判断できるようになりましょう。
簡単な話はないです。やるべきことをやり続けた結果「報酬」が生まれてくるのです。
お金持ちではなく時間持ちに会え
ビジネスをやる上での「人脈」を考えたときにビジネスで成功している人=お金持ちと考えるのは普通なことです。しかし、お金持ちで結果を出しているから信頼できるという安易な考えにはなっていけません。
竹花さんはお金持ちではなく「時間持ちに会え」と言っています。
時間持ち?と聞き馴染みのない言葉だと思いますが、時間持ちとは言い換えると人脈持ちであり知識持ちのことです。
お金持ちとは、信頼持ちとも言い換えることができます。お金は商品やサービスにある信頼に対して払うものです。この食べ物は美味しいと言う信頼があるから高いお金を払って食べたり、良いサービスだからお金を払ってそのサービスを受けます。
そして、時間持ちとは信頼託しが多い人です。時間がある人とはどのような人でしょうか。
例えば、タクシーに乗ることは言い換えると時間を買っているということです。バスや電車などでは時間と手間がかかってしまいますが、タクシーに乗ると目的地により早くつくことができ、移動時間も作業や仕事を行なえるでしょう。
このように誰かにお金を払って作業や仕事をお願いすることで、時間を買っています。自分でできる作業であっても信頼できる知識のある人にお願いすることで時間持ちになっているのです。信頼を託してお願いできる人がいるということは良い人脈を持っていて、この人にお願いしても大丈夫だという知識があるということです。
よって時間持ちとは、良い人脈につながるということです。
資産家は時間持ち
時間持ちには、信頼できる人脈と知識があるという話ですが、時間持ちは資産家であることが多いです。
資産家は、持っているお金を投資に使って、信頼できるプライベートバンカーや投資信託にお金を運用してもらいます。これも信頼託しであり、人脈と知識があるからこそできるお金の運用です。
お金持ちと資産家は区別して考えましょう。お金持ちは浪費や消費が多いですが、資産家は生活に最低なお金だけを使って、他のお金は投資に回していると言われています。
「浪費」「消費」「投資」という3つのお金の出方があるとしたら、上の図のようにそれぞれ分類されてお金持ちはマネーマネージメントスキルは低いと言えます。
お金持ちはキャッシュフローが多く、資産家はストックが多いです。
金銭的な成功者(お金持ち)はお金を気にしていて、時間的成功者(資産家)はお金に縛られずにお金に悩んでいません。
一緒に事業をやる場合どちらと行えば良いかはわかりますよね。お金に縛られている人とやるとお金に囚われて判断を間違えてしまったり、お金をきっかけに縁が切れるかもしれません。
時間的な成功者は、お金に囚われていないので仕事を仕事と思っていません。趣味程度に思って楽しんでいます。楽しいからやっているのです。仕事は楽しんでやっている人とやるのが一番楽しいものです。儲けたい人と楽しみたい人が一緒にやってもうまくいきません。
金銭的な成功者か時間的な成功者を「お金持ち」と一括りにせずに時間持ちと事業をしていきましょう。
まとめ
人脈を作るときには、まずは意識が高い人を選びますがその中でも「コツコツ系」で行動重視な人を選びましょう。そしてその人が金銭的に成功したいのか時間的に成功したいのかを考えます。時間持ちの資産家は、浪費家ではなく投資家です。お金をちらつかせる人には注意しましょう。
自己投資がしっかりとできてスキルや知識が身について、仲間や関わる人がなんとなくでも増えてきたら、次は実際に事業投資をしていきます。
お金持ちではなく時間持ちになるために、「投資思考」を持って事業を行なっていきましょう。
・「人は環境の子」付き合う人は見極めなければいけない |
・意識が高い人でも「コツコツ系」で行動重視な人と付き合う |
・「簡単に稼げる」は要注意! |
・時間持ちは信頼して仕事を依頼できる人脈を持っていることが多い |
・時間的成功を望んでいる人と事業をやると楽しく続けられる |