月々1万円の投資では儲からない!「事業投資で資金準備」【week27】

前回までのセッションで自己投資で起業するための知識やスキルを身につけて、人脈投資でどのように人と関わっていくと良いのかが分かりました。

投資の順序

投資の順序でいうと次は事業投資になります。事業投資とは、いろいろのものがありますが今回は事業の中でも難易度が低い店舗経営について学んでいきます。

経済投資を行って配当などで生活していきたいと考えた時、投資の元金が多くないと厳しいです。月々1万円の少額投資などでは儲かるわけがありません。元金をどれだけ作れるかが経済投資の重要なポイントでもあります。

その元金を作るために事業投資を行っていきます。以前にこの3つのお金の生み出し方について学びました。

week5 物事は秒単位で考える
  • TIM
  • RIM
  • KIM
収入の種類

事業投資によって経済投資の元金を作ることは、このKIMで暮らしていくことに繋がります。

ただお店を出して儲けたいと思うだけではなく、儲けたお金でさらにお金を生み出していく仕組みを作るというビジョンも持っておきましょう。

店舗ビジネス

店舗を構えて商売をしていこうと考えるときに、このような流れでお店を作っていきます。

店舗ビジネスの順序

この順序に従って考えていきましょう。「ハイボール唐揚げ」のテーマのお店の出店を例に1つ1つ押さえていきましょう。

コンセプト

コンセプトは〇〇専門店・〇〇のお店
お店のイメージを視覚的に分かりやすく

コンセプトや店名はわかりやすいものにしましょう。「中村屋」などの何を売っているのかわからないような名前のお店はNGです。〇〇専門店や◯◯のお店などすぐに認知できるものにしましょう。

また、お店のイメージを視覚的にわかりやすくしましょう。「ハイボール唐揚げ屋」の場合、ハイボールと唐揚げイラストを店の看板に描くことでハイボールと唐揚げのお店だと一発でわかるようにしましょう。

立地

チェーン店がある場所から50メートル以内の物件
デリバリーに対応した範囲に店舗を出す

チェーン店がある場所から50メートル以内の物件が良いと言われています。大手の飲食店は、費用をかけた立地調査を行なっています。つまり「大手ファミレス」や「大手カフェ店」がある場所は人の出入りが多く集客に見込みがある場所なのです。

また、ウーバーイーツなどのデリバリーの対応可能範囲に店舗を出しましょう。デリバリーでは24時間売れ行きが立つ場合もあります。外出しないで宅配で食事をする人も増えているのでこれに対応したお店になることも重要です。

物件

完全居抜き物件が絶対条件
過去売上情報は完全無視
カウンター席は絶対条件
・席数20席以内の1人運用が条件

物件は以前に他の飲食店などで使われていた居抜き物件にしましょう。設備投資などが最低限に抑えられて大幅なコスト削減につながります。

そして過去の売上情報は無視しましょう。そこの物件の過去の売上は全くあてになりません。

カウンター席を作る理由は1人でも気軽に来店してもらうためです。1人の客が後日他の人を連れて来店することで顧客獲得につながります。

1人で営業できる席数は20席以下ほどだと言われています。人件費を抑えて固定費を減らすためには簡単に雇用を増やしてはいけません。

契約

店舗解約事前告知期間は半年以内物件
オーナー契約で25万円を6ヶ月保証
利益の30%、投資改修後は50%を配分

店舗解約事前告知期間という店舗を解約するときには、事前に何ヶ月も前に告知しなければいけないルールがあります。売上が立たなくなって、お店を閉めるときにこの期間が長いと負債が続いてしまいます。中にはこの期間が1年というところもあるので注意しましょう。

オーナーと契約するとき、25万ほど保証されていると良いでしょう。期間は6ヶ月とします。

オーナーとの利益の配分率は30%、店舗を出すときの初期費用分が回収後は50%とするのが良いでしょう。

価格

セット販売価格の設定
個数で設定できるメニュー
サブスクモデルを必ず準備
相場より20%を高くする

マクドナルドのように単品で頼むよりセットにした方がお得というセットメニューを作ることは必要です。「ハイボール」と「からあげ」のセットメニューのようなものです。

1人でも頼みやすいように大盛りのからあげを1つのメニューにするよりも唐揚げ1個単位で頼めるようにしましょう。

月々1万円でハイボール飲み本題といったサブスクモデルを作りましょう。ハイボールと一緒につまみも頼みますし、友人を連れてくることもあります。顧客の囲い込みにも最適です。

競合に対して価格を低く設定して価格競争をしてはいけません。価格を上げてその価格で売るための施策を考える必要があります。価格競争に巻き込まれると経営が苦しくなります。

メニュー

メニューには辛いものや塩っ気の多いものを準備する
同一材料メニューの開発

飲食店はお酒の注文によって儲かることが多いです。そのため辛いものや塩っ気の多いものを食べると合わせてお酒の注文が増えます。

唐揚げ店であれば鶏肉をメインの材料として仕入れるわけですが、鶏肉を使った他のメニューも考案しましょう。同じ材料を大量に仕入れることでコスト削減につながります。

認知

ランチに生ビールを強制提供

新規の認知の拡大のためには口コミが効果絶大です。その為には口コミで周りに教えたくなるような施策を考えましょう。「ハイボール唐揚げ店」の場合、ランチセットにビールをデフォルトで提供します。サラリーマンが同僚に「ランチでビールがついているお店がある」という口コミが広がるでしょう。この施策がディナーの集客にも繋がります。

リピート

居酒屋におもちゃ
チンチロ交流
ハイボールボトルの提供
アロマ/マウスウォッシュなどの細部徹底

人はお店に人に会いにきています。なのでオーナーや従業員とお客さんが仲良くなる施策も大事になります。

チンチロでゾロ目が出たらドリンク無料、出なかったらテキーラ1杯などお客さんと楽しめる施策も重要です。

ハイボールボトル(ソーダとウイスキーのボトル)を頼むことでお客さんに自分でハイボールを作ってもらうことができます。お客さんもお酒を割る体験ができて楽しめますし、従業員の作業の減少もできます。

トイレにはマウスウォッシュ、店内にはアロマを焚きましょう。細部への気遣いや心地の良い空間づくりは大切です。

利益管理

固定費の徹底排除
ワンモアドリンクの声かけ
デザートの400円単価上げ

固定費は売上に関わらずに毎月かかるコストです。この固定費の排除を徹底的にやりましょう。人がいらない仕組みや仕入れるものの種類を減らせるようにするなど様々な工夫ができます

お客さんと従業員が仲良くなったらお酒がなくなったときに「次何にします?」などといった声かけをすることでお酒の注文が増えます。

デザートを用意して単価を上げることも施策に1つです。顧客単価が少し上がります。

細かいところの徹底や気遣いが行き届いたお店になることが重要です。

まとめ

事業投資について飲食店を出す場合を例に学びました。店舗を構えて営業体系が整ってきたら顧客獲得とリピーターの獲得の施策が重要になってきます。

サブスクモデルやお客さんとのOFF会、インスタグラマーを使ったブランディングなど、顧客リピーター獲得への仕組み化を徹底しましょう。

事業投資によって少しずつ収入が上がってきたら、そのお金は更に投資に回しましょう。ものサイクルを続けて投資額が増えてきたときに生活や自分の未来が安定していきます。

事業投資は儲けを出して収入を増やし、投資の元金を作るための手段です。

・経済投資は元金が多くないと安定しない
・事業投資をして経済投資の資金を用意する
・お店のコンセプトは明確に店名ですぐに認識もらえるようにする
・店舗の運営の流れに沿ってそれぞれの施策を考案する
・細かいところの徹底や気遣いが行き届いたお店にする

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