前回までに「自己投資」「人脈投資」「事業投資」を株や債券などの経済投資のための前段階として学んできました。
これらの学びから「知識・スキル」を得て「良い人脈」を得て「経済投資の元金」を得られるようになりました。経済投資のための良い準備ができたと仮定して今回は「経済投資」について学んでいきます。
経済投資を学ぶ前に「投資」は何のためにやるのかを一度考えてみましょう。
・今? ・未来? |
皆さんは、今か未来のどちらのために投資をするものだと思いますか?
「老後のためや子供の将来のために資金作りをする」このような理由で未来のためなと考える人は多いことでしょう。しかし、投資は今のために行うものなのです。投資を行うと1年間で3〜5%ほどのリターンが見込めます。毎年増えていく自分の投資額を見ると「安心」しませんか?
人は将来の不安や生活の不安から「自分のやりたいこと」をやることをできずにい生きています。その不安が「お金」からきているものであれば「投資」によって不安はなくなります。「今」不安がなくなれば、やりたい事が「今」できる。これが結果未来のためとも考える事ができますが、「今自分がやりたいことをやるため」に投資をしていると考えれば「経済投資」に対して必要性を強く感じる事ができます。
一瞬の楽しさや一瞬の喜びのためにお金を「浪費」するだけではなく「今」やりたいことをやるために、そして「今の連続」である「一生自分のやりたいことをやるため」に経済投資をしていきましょう。
この記事から学べること ・証券会社の仕組み ・証券会社の昔と今 ・手数料ビジネスの手法 |
目次
証券会社とは
投資を考えていくときに必ず出てくる「証券会社」があります。この「証券会社」を説明できますか?経済投資について学んでいくはじめに、この「証券会社」の仕組みを理解しましょう。
・委託売買業務(ブローカー) ・自己売買業務(ディーラー) ・引受業務 ・募集・売出し業務 |
大まかに、この4つの業務をやっているのが証券会社です。難しそうな言葉が並んでいますが、1つ1つ理解していきましょう。
ブローカー業務
売りたい人と買いたい人の間に入って株の売買の仲介をすることです。
ディーラー業務
売りたい人から株を1度買い取って、株を買いたい人に売ることです。
証券会社とは、売り手と買い手の仲介をするだけではなく証券会社自身が株や債券などを購入してそれを売っている「券ショップ」の役割もあるのです。
引受業務
国や企業や自治体は、事業を行うときの資金作りのために「債券」というものを発行します。国であれば「国債」、企業であれば「社債」、自治体であれば「地方債」とそれぞれ呼びます。
この債券や株を売って資金を集めるために、証券会社に売り手を探してくださいと言ってお願いします。そして証券会社は投資家に債券を売ります。
もし債券が全て売れなかったら証券会社が買い取るということになっています。
国や企業や自治体が最初に依頼するのが元請け会社で、より多くの投資家に債券を買ってもらうために元請け会社から下請け会社に債券を割り振ります。1つの証券会社の顧客データだけでは足りないので、様々な投資家に買ってもらうために「工事現場」と同じような仕組みになっています。
募集・売出し業務
株や債券の売買を直接引き受けるのではなく、引受業務を行っている証券会社の下請けとして募集や販売を請け負います。引受業務と違って募集や売出し業務で売れ残った株や債券等を買い取る必要はありません。返品できるのです。
引受業務と募集・売出し業務は似ていますが、売れ残ったときのリスクが両者の大きな違いです。募集・売出し業務をする証券会社は、売れ残りのリスクを負わずに利益だけを得ることができます。
証券会社の歴史
証券会社も時代によって様変わりしています。昔は、レストランやバーでオフラインで会い証券の取引をしていました。しかし現在では、オンラインでの取引もできるようになっています。
証券会社が取引所に行って株を仕入れるという場立ちという作業をしなくても、全てオンラインで完結できるようになりました。
証券取引手数料
このオフラインからオンラインへの移行によって、恩恵を受けているのは投資家です。
昔は売り買いで3パーセントの手数料が発生していました。100万円であれば3万円、1000万円で30万円の手数料が取られていました。しかし、オンラインでの取引によって手数料は0円から数百円となりました。
この変化によって私たち投資をする人が恩恵を受けています。
投資商材の購入はオンラインで
オフラインでもオンラインでも買い方が違うだけで買えるものに変わりはありません。なので投資の商材を買うときには必ずオンラインで買うようにしましょう。
証券会社を始め、ファイナンシャルプランナーや保健マン、証券マン、銀行マンなどは手数料によって儲かっています。できるだけ多くの手数料を払わせたいのでオフラインでの購入をさせたがります。
オフラインで買っていては手数料を多く持って行かれて損をしてしまいます。必ずオフラインで取引をすることを覚えておきましょう。
証券マンの巧みな売り方
証券マンは多くの証券を売買させて手数料で儲けたいというのが理解できました。
証券会社は取引所から株や債券などを仕入れて販売しています。仕入れがあるので手元にストックがたくさんあります。そのことによって、売り方や売るタイミングで市場をある程度コントロールできると言われています。
ある株を一気に売って株価を上昇させ儲かってるように思わせます。株価はどこかのタイミングで下落していきますが、そのタイミングで別の株を一気に売ってまた上昇させます。
これを繰り返すことによって投資家の立場からすると、損しているけど儲かっているものもありマイナスになっていると感じにくいのです。これを多く種類の株で繰り返すと、証券マンはたくさんの手数料が取れるわけです。
このようにして市場に上手く転がされる、カモになってしまうわけです。
証券マンだけではなく、私たちの身近によくいるファイナンシャルプランナーも手数料をなるべく取ろうとしている人たちです。
高い買い物は実際に会って話を聞いた方が安心するという人間の心理をうまく使ったビジネスです。このような人たちに搾取されないように知識をしっかりと身につけましょう。
まとめ
今回は「経済投資」の第一弾として証券会社の仕組みなど基礎知識を学びました。知識をつけて手数料ビジネスに搾取されないようにしましょう。
「今自分が自由に生きるための経済投資」という認識を持って投資活動を行うことが大切です。
・投資は今自分が自由に生きるための手段である |
・今の時代、証券取引はオンラインで完結できる |
・証券マンは手数料ビジネス。売買は必ずオンラインでする |